毎回ご好評をいただいております武井坊にての写仏会。
第3回目を開催いたします。
もくじ
【まずは武井坊住職より】
今回はいつもの写仏に加えて、一つ提案をさせて頂きます。
先日も小学校4年生の女児が、親からの虐待によって尊い命を失いました。あまりにも悲しく、痛ましい出来事です。
もちろんその親たちは、厳正に世法で裁かれることを望みます。
しかしこのような事件を目にする度、私たちは亡くなった命に何をしてあげられるのだろう?
自身が間違いを起こさないという、確固たる思いは本物であるのだろうか?
ひどい親だとののしるだけで、自身の心根は目をふさいでいないだろうか?
という疑問がふと頭によぎるのです。
今回、先生のお手本の絵に、地蔵菩薩を加えていただきました。
この写仏を機会に、皆様と一緒に、仏教の回向というものを考えてみたいと思います。
尊い命の為に、自身の心の為に、子供たちの笑顔があふれる未来を願って、写仏で供養をしたいと思います。
皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます。
【ご指導いただく絵師 映水さんの写仏への想い】
「写仏では仏様の描かれた絵の上に薄い和紙をのせて、お手本をなぞるようにして仏様を描きます。
初めての方でも気軽に体験できる、写経とおなじ仏道のひとつです。
心と呼吸と姿勢を整えて線を一心に引く時間は、日々の喧騒で押し流されるように生きる私たち
にとって時が止まったような貴重なひとときになります。
初めて筆を持つ方でも筆の持ち方、線を引く練習から始めさせていただきますのでご安心くださ
い。始めは緊張して手が震えてしまう方もいらっしゃいますが、最後には必ず皆さんおひとりお
ひとりの手元に、ご自分の仏様が出来上がります。
いつの間にか時間が過ぎてしまっていた・・・
こんなにゆったりした時間を過ごしたのはいつぶりだろう・・・
体験された方々は、皆さま口を揃えてそうおっしゃいますが、その時間は、きっと少しだけ仏様
のお近くへ行けた時間だといつも思うです。
皆さまが心穏やかな時間を過ごせる入り口をご用意してお待ちしております。」
写仏とは?
写経はご存知でしょうか?日蓮宗でも法華経を和紙に写し取る修行がありますが、
写仏とは、仏様のお姿を一筆一筆心を込めて描く修行のことです。
仏様の描かれた絵の上に薄い和紙をのせて、お手本をなぞるようにして仏様を描きます。
写経と同じ仏道の一つです。
一からすべて自分で描くのではなく、仏様を写し取る修行ですのでどなたでも体験して頂けます。
今回は地元山梨県早川町にて様々は仏画を描かれている絵師「映水」さんに筆の持ち方や書き方などをレクチャーしていただきながら、写仏体験をすることができます。
書道道具はこちらでご用意致しますが、ご自身が日頃ご利用頂いているものでも構いません。
タイムテーブル
開催日:2019年3月9日(土曜日)
1日に2回講座を開催致します。
1回目開催時間 10:30~12:30
2回目開催時間 13:30~15:30
(各20名)
参加費:1,500円
(材料費込み 画材が1セット含まれます。
さらに書きたい方は別の画材を1セット500円にてご購入頂けます。)
写仏会タイムテーブル | |
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お清め・ご挨拶 | 仏様を描く前のお清めを行います。 |
武井坊住職よりご挨拶 | お説教タイム |
映水よりご説明 | 線の引き方等レクチャーを行います |
写仏修行 | 実際に写仏を行います。 |
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